現代の代筆屋、その始まりの日

Painting by Mitsui (Age 98)
私たちが今、こうして生きている日々のなかで、
本当に大切なものはどれくらい目に見えているでしょうか。
世間のルールや、誰が決めたか分からない「正解」を追い求めるあまり、
すぐ近くにある、一番愛おしい温もりを見落としてはいないでしょうか。
すべての人には、その人だけの歩んできた物語があり、
言葉にならないほどの、たくさんの愛に守られています。
それに気づき、両手のひらを眺めた時、
運命の答え合わせが始まるのです。
これは、ある一人の『現代の代筆屋』が、
自身の居場所に辿り着いた、始まりの日の記憶です。
「しあわせっていうのは、もともと自分の手のひらの中にあるんだぁ。」
そう言って、愛おしそうに私に教えてくれたのが
福島県にいる母方の祖母、98歳のミツイばあちゃんでした。
入居している施設でも最高齢でありながら、誰よりも元気でユニークなミツイさん。
久しぶりに再会した私に「才能が開花してしまった。」
と、誇らしげに1枚の塗り絵を持たせてくれました。
2026年4月。
株式会社THE VIOLETが誕生した、わずか4日後のこと。
手渡された4月のカレンダーの塗り絵を見て
ばあちゃんが大好きな「紫」の髪色をした左利きの女の子が
何かに想いを馳せながらペンをとる。
これはまさに生まれたばかりのTHE VIOLET。
この子は私なんだと確信しました。
「さっすが、ばあちゃん。」
奇跡はそれだけではありませんでした。
時をさかのぼって2026年1月、新しい会社の名前を「THE VIOLET」と決めた日。
それは、2026年1月9日。
「紫」が好きなミツイばあちゃんの98歳の誕生日だったのです。
これまで生きてきたすべての出逢いもエネルギーも、
きっとこの場所に行きつくためだったんだと
後から後から
答え合わせをするようにたどり着いた私の居場所。
『THE VIOLET』
今年に入ってからは特に、静かな静かな内省を重ね、
3月5日に1枚のビジョンボードに行き着きました。
『THE VIOLET』
赤と青からなる鮮やかな紫。
私にとって大事な言葉『WHOLENESS(ありのままの自分)』
そして大事な仲間たちと創り上げていきたい『WELLNESS(健やかであること)』
ふたつの要素が混ざったオンリーワンのポジションに私がいる。
言葉にならない想いが1枚に収まった。
そんなビジョンボードでした。
このビジョンボードに行き着いた時から
物語はさらに加速していくのです。
静かな内省から運命の輪が大きく動き出すように迎えた、
2026年3月21日。
小さい頃からずっと可愛がってくれていた父方の祖母、ノブ子ばあちゃんが空へ旅立ちました。
あまり多くを語らないばあちゃんでしたが、
毎日毎日、身の回りのお世話をしてくれたばあちゃん。
ノブ子ばあちゃんのたくさんの愛情を注いでもらって
私は福岡県で育ちました。
小学生の頃は、
年に一度行われるマラソン大会で毎年1位をとって帰ること。
心の中で「今年もチャンピオンベルトを持ち帰るんだ」と、
小学生ながらに自分にプレッシャーをかけて走っていました。
すべては、こっそり応援に来てくれているばあちゃんを喜ばせるために、
「1位とってきたよ」と言って、
優しいばあちゃんの自慢の孫であり続けたかったから。
ばあちゃんが空へと旅立ったその翌日、
魂に突き動かされるように、
THE VIOLETは4月の設立を決意しました。
空から見守るばあちゃんの愛と、
「才能爆発!」とペンを握るばあちゃんの生きたエネルギー。
ふたりの強いエネルギーに導かれるように、
2026年4月23日『株式会社 THE VIOLET』
私の会社は産声をあげました。
血のつながりも、時空も、生死さえも超えて。
すべての物語は、出逢うべくして出逢い、
「THE VIOLET」というひとつの物語に向かって流れていた。
手のひらの中にある、ありのままの幸せを、言葉に変えて。
サードファミリーの愛に守られたこの場所から。
現代の代筆屋、THE VIOLETの旅が始まります。

空から見守る九州のじいちゃん&ばあちゃん

ドヤ顔だけどホントは毎年「1位」をとるたび
ホッとしていた私

福島県でミツイ画伯と

赤と青が混ざり合う、THE VIOLETの原点